【知らなきゃ損】薬剤師正社員か、派遣か、パートか？【リアルな現場を伝える】

薬剤師としての働き方は様々です。大きくわけて雇用形態には、正社員、派遣、パートがあるかと思います。それぞれのメリット、デメリットは理解できていますか？10年以上正社員で働き、副業としてパートとしても調剤薬局で働いている現役薬剤師が感じたことを元に今回はまとめていきたいと思います。

責任の違い

まず大きな分かれ道となるのが「責任」の違いです。派遣、パートには責任ある役職、会議などの出席などの責任、役割はまず与えられません。そのことをラッキーと思うか、次の転職への支障、自身のレベルアップに結び付かないと考える場合は大きなデメリットとなります。育児、介護、自分の趣味などプライベートに大きく重きを置きたい場合は、正社員以外の道もありでしょう。

保障の違い

正社員は、ボーナス、育休、手当など厚く保障されています。パートでも一定条件を満たしていると社会保険の加入、ボーナスがでなくても時給が高い分さほど大差はない。なんてこともあります。しかし、何かあったとき、正社員との保障の度合いが違います。例えば、新型コロナウイルス流行により、コロナ関連のお休みは正社員のみ特別休暇として給与も保障する制度が会社独自で決めてもパートには不適合という現実もあります。また、パートといえど契約のため、会社の経営悪化などで先に首をきられるのは正社員よりもパートの方が優先順位が高くなります。育休手当についても、パートの場合、支給が保障されてない場合もあります。派遣となるとその保障は更に薄くなるため転職時にそのあたりの事をきちんと確認しておくと良いでしょう。

自由度の違い

自由度でいうと派遣⋗パート⋗正社員です。派遣は「契約」のため数か月、1年など期間をきめて働けます。時給もパートよりも高く短期で稼げる場合がほとんどです。パートも同様、自分が希望した時間で契約を結ぶため1日4時間労働、週１など働き方を選べるため、副業、趣味にかなり専念できます。

スキルアップの違い

スキルアップの違いでいうと、正社員⋗パート⋗派遣です。正社員だと、昇格し責任ある役職を任されることも、病院薬局に関わる大きな運営についての裁量権を任されるチャンスがあります。病院だと担当病棟、担当委員会など薬剤師の調剤、監査、服薬指導をこえた高いスキルを磨けるチャンスをえることができます。パート、派遣だと個人の意見が採用される、裁量権が与えられるといったチャンスはとても少なくなります。

お金

短期のお金で考えるともちろん、派遣⋗パート≧正社員という感じでしょう。しかし、長期的な目で見ると、正社員の退職金、保障、ボーナスを考えた場合一概には派遣が一番稼げる！とは言えないかもしれません。自分の人生プランを考えての働き方が大切です。薬剤師市場で最も給与が高いとされるドラックストアの正社員だと高い給与で保障もあり、長期的にみても稼げるかもしれません。しかし、パート、派遣で働き、自分時間でライティングの仕事をしたり個人での仕事をすることもパート、派遣のメリットを生かした稼げる方法の1つかと思います。

まとめ

それぞれの働き方のメリット、デメリット自分の人生プランと照らし合わせて考える事が大切です。パート、派遣に関しては働く時間によって社会保険、育休手当など異なってくるので事前の確認が必要です！終身雇用が崩壊をむかえている日本で一概に正社員が一番良い働き方だとはおもえまんが、保障に重きを置く場合は今のとこと一番安定した働き方かもしれません。しかしパートでも、派遣でも自分時間でスキルを磨き、自営をしながら・・・という働き方もありだと思います。
パートの社会保険の解説などyoutubeなどで分かりやすく解説してくれる方がたくさんいます。

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ayanana

あやななの病院では経営悪化が続き、パートさんに毎年の更新を続けられるか分からない。と毎年警告していました。若いママ薬剤師さんだったため、二人目ができた場合の、育休、育児手当も保障されたものではなく正社員の手厚さを知りました。

【表でのまとめ】